トライラグビーに関する豆知識

フェアプレイの精神
 常に正々堂々ベストを尽くし、勝っておごらず、負けて清く。
 審判は一人しかいないのだから、ごまかして反則もできるのですが、
「絶対にそれをしない精神」。
 ラグビーは勝つことよりも、いかに立派に戦ったが問題になるのです。
NO SIDE(ノーサイド)の精神
 ラグビーでは試合終了の合図をノーサイドと呼びます。
 ノー・サイド(NO SIDE)とは、激しく戦った両方のプレーヤーが、
どちらの側(SIDE)も無くなり、全員ラガーメンとして一つの友情で結ばれ、
フェアープレーをたたえ、健闘を祝し合う仲間であるという意味です。
”One for All , All for One”自己犠牲の精神
 1人は皆のため、皆は1人のため。ラグビーの基本精神です。
 個人はチーム全体の為に自己犠牲をし、チームは一丸となって個人をサポートします。
元フランス代表キャプテンのジャン・ピエール・リーブ氏の有名な言葉
「ラグビーは子供をいち早く大人にし、大人にいつまでも子供の魂を抱かせる」
イングランド代表キャプテンでカリスマ的存在であったウィル・カーリング氏の言葉
「グレートなプレーヤーは、勝負どころで、メンタル的にもタフなものだ」
 英国においてラグビーは、社会のリーダーを育てるために欠かせぬ
「紳士教育」として位置づけられています。
 ラグビーは、身体の大小に応じたさまざまなポジションが「15」も存在するため、
どんな子供にも役割が与えられます。
bW(ナンバーエイト)
 スクラムでは最後尾。フォワードとバックスの中間的な役目で背番号は8。
そのポジション名はNo.8(ナンバーエイト)。
 しかし、ほかのポジションはNo.1やNo.15とは呼びません。
 背番号8だけがなぜナンバーエイトなのか。
 1チーム15人のプレーヤーをフォワード1番から数えても、フルバック15番から数えても
8番目だからNo.8と呼ぶらしいです。
キャプテンシー
 キャプテンシーとは、一度ゲームが始まってしまえば、キャプテンを中心に
選手達自らが責任を持ってプレーすることを指しています。
 よって、試合が始まってしまえば、監督は何もすることが出来なくなってしまいます。
 このことは、しっかりルールブックにも書かれています。
「特別な目的のため、 一時的に許可を与えた場合を除き、プレーヤー、レフリー、
タッチジャッジ意外のものは、競技場及び競技区域内に入ってはならない」と。
ラグビーは「紳士のスポーツ」
 ラグビーは雨が降ろうが雪が降ろうが、一度試合をすると決めたら必ず行います
(雷により順延するケースはあります)。
 天候やグラウンド状態は、相手チームにとっても同じこと。
 ラガーメンは、やると決めたら最後までやりとおす紳士です。
 また、激しいプレーが信条なだけに、ラガーメンには
紳士的な精神を持ち合わせることが要求されます。
アフター・マッチ・ファンクション
 アフターマッチファンクションとは、試合了後に両チーム選手・スタッフ・レフリー・
協会関係者が一同に集い、軽食や飲物を摂りながら交流を深めるイベントです。
 そこでは敵・味方なく,お互いの健闘をたたえ合うのです。
ラグビーの得点
 トライ 5点 トライ後のゴールキック 2点 ペナルティー・ドロップキックは 3点 

 昔のラグビーは今のようにトライしても点になりませんでした。
 ゴールへのキックのトライをする権利だけが与えられ、ゴールキックに失敗すると
得点は与えられませんでした。つまり、何回トライしてもゴールキックが入らなければ
0点でした。1875年以後トライに得点を与えるルールが出来てきました。
大東文化大学の鏡保幸監督の言葉
「この競技は口ばっかりじゃダメだからねー。グラウンドに出ればすぐわかっちゃう男か。男じゃないか」 
「こうしようって決めたことははしょっちゃダメだよ。一つひとつ重ねていってさ。それができない奴に
レギュラーのジャージを着てもらっちゃ困るんだから。例え、99%やっても さ、最後の1%さぼったら、
負けちゃうんだって。そういう
無責任な奴が一人いるだけで、負けちゃうんだから」
現日本代表監督の平尾誠二氏の言葉
「チーム・個人のプライドの量は基本的にディフェンスで測ることができる。
要するに、体を張ったタックルができるかどうかだ。
プライドがなければ体など張れないのだから」
明治大学・神戸製鋼で主将として活躍し、現在はプロコーチになられている大西一平氏の言葉
 「ラグビーって痛いしきついし危険だし、人間性がよく見えるんですよ。なぜならば、
ボールを持った選手は敵陣に突っ込んでいかなきゃいけないし、相手が突っ込んでくれば
タックルに入らなければならない。けれども他の選手は0.0何秒わざと遅れることで痛い思い・怖い思いを
しないですむ。
恐怖感が増せば増すほど、勇気とチームメイトへの信頼感が要求されるわけで、
人間同士の深いつながりが確認できるんです。ニュージーランドでは、そういう部分を深く理解していて、
ラグビーの存在する価値・文化としての根付き方が全然違う。彼らはほんまに
死んでもええというぐらいの
準備をしてグラウンドに立っているんです」
ソニー・ミュージックエンターテーメント副社長の丸山茂雄氏の言葉
  「ラグビーを通じて人生に必要なことはすべて学びましたね、全部。
人の動かし方なんて
4つしかないでしょう。暴力、いや体力で従わせるか、口でやるか、
徹底的に相手のご機嫌を取るか、あるいは人間性で動かすか。
口が達者な奴は大人になっても口でマネージメントをしているし、体力の奴は
大人になってもそれでやる

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